海洋散骨から終活コミュニティカフェの運営まで 多彩な活動を展開する株式会社ハウスボートクラブ

船で遺骨を散骨する海洋散骨。メディアで取り上げられ認知度が上がり希望者の数も年々増えてきています。

海が好きな方や海や船にゆかりのある方だけのものではなく、どこのご家庭にもあるお墓の悩み対策の一つとして選択されることも増えてきた海洋散骨。

 

シニアの豊かな暮らしを応援する情報番組「吉川美津子のくらサポラジオ」では、株式会社 ハウズボートクラブの村田ますみさんをゲストにお迎えして、海洋散骨についてお伺いしました。

4年前にオープンした終活コミュニティカフェ「ブルーオーシャンカフェ」での取り組みについても教えていただきます。

海洋散骨とは?

株式会社ハウスボートクラブが展開する事業の一つ、自社所有の旅客船による海洋散骨についてお伺いしました。

「東京湾でクルージングと海洋散骨を行っています。

現在、散骨なさる方は年間で10,000人いるといわれている中で、昨年は500人の方を海へお送りしました。
東京湾を中心に全国でも海洋散骨を行っています。
私たちが事業を始めた13年前は年間6件だった海洋散骨が、現在はマスメディアなどで取り上げていただいた影響で認知度が上がり、希望者は年々増えています。」

 

どのような方が利用するのでしょうか?

「海が好きな方や海にゆかりのある方が多かったのですが、最近ではお墓の問題をかかえている方の散骨が増えています。お墓が遠方にある、子供がいなくてお墓を見てくれる人がいないなどのお墓の問題はどこのご家庭でも起こることです。」

 

お骨を散骨する方法は?

「お骨をパウダー状にして、水に溶ける紙でお包みし、お花を添えて散骨します。
お骨をすべて海に散骨するのではなく、一部を手元に残す手元供養をする方も多いです。」

 

『自分の死後は自然に還りたい』『大好きだった海に眠りたい』といった故人の意志や、さまざまな事情で『お墓に入れない』『お墓を持てない』という悩みをお持ちの方にも最適な海洋散骨。

海洋散骨のお申し込みから実施までの流れやプラン・費用などは、株式会社ハウスボートクラブの事業「ブルーオーシャンセレモニー」のホームページをご覧ください。

地域に密着した終活コミュニティカフェをオープン

海洋散骨から始まって、現在ではカフェを運営されている株式会社ハウスボートクラブ。

終活相談・介護予防デイ・こども食堂など、多彩な活動を展開し地域に密着し地域課題の解決に尽力されています。

 

「江東区の住吉で、4年前にブルーオーシャンカフェというカフェをオープンしました。

一見すると普通のカフェなのですが、終活コミュニティカフェというコンセプトで、終活のの窓口としての機能も持っているカフェです。

終活に関する相談やセミナー・イベントも開催しています。」

ブルーオーシャンカフェ

終活や介護など、それぞれ専門家の方は沢山いらっしゃるが、一か所で何でも相談できる場所というのは少ない。そんな終活コミュニティカフェの誕生のきっかけを教えていただきました。

 

「海洋散骨を受付する中で、お葬式のことや介護施設、相続のことなどのよろず相談を受けることが多くなりました。
その中で、みなさん終活について何をすればいいのか、どこに相談しに行っていいのか分からず困っていると気づきました。そこで、町の中の喫茶店のようなところに気軽に終活や介護などについて相談できる場所があればよいのではないかと思い、カフェをオープン。

私たちは専門家ではないので、専門の方へ繋げることで問題を解決するお手伝いをしています。

ブルーオーシャンカフェに来る方は、終活の知識をあまりご存じないので、まず知っていただくということが大事かと考え、いろいろなセミナー・イベントを開催しています。
最初は募集していたセミナーも、最近では企画が集まってくるようになりました。」

 

がん予防や介護予防からこども食堂など、多様なセミナーやイベントを開催しているブルーオーシャンカフェ。シニアの方から子どもまで、一つのカフェに集まります。

 

「ただの終活カフェでなく、終活『コミュニティ』カフェということにこだわりをもっています。
ここでは『繋がれる』ということを大事にしています。」

 

介護予防から終活、最期のお骨の面倒を見るところまですべてつながっているブルーオーシャンカフェ。こども食堂をしたり、地域の方の集い場になったり。子連れのママさんも来てくれます。

終活関連の活動をしている方々からも場所をお借りして何かさせてほしいという依頼もあり、終活の発信基地という役割を担っています。

 

これからの展望や計画について伺いました。

「地域の方と行政の方と連携を進め、カフェが社会資源として機能すればいいと考えています。
地域包括センターで地域ケア会議に参加させていただいて、近隣だけで独居の方が200人くらいいらっしゃると知りました。
そういう方に何もできていないという地域課題の解決のためにお店を使っていただければと思います。」

 

住吉駅から徒歩2分とシニアが移動できる身近な徒歩圏内にあるブルーオーシャンカフェ。
イベントをしているときも飲食店として利用できます。

飲食店としては水曜日が定休日ですが、終活のご相談はいつでもお受けしています。

どのスタッフも終活のご相談に答えることができるスペシャリストのカフェ店員さんたちです。

まとめ

地域に密着したカフェの中で終活相談や介護予防デイ、こども食堂など多彩な活動を展開するブルーオーシャンカフェ。

子どもからお年寄りまで楽しめるカフェ。
地域の人の拠り所として、さまざまな交流が広がります。

吉川美津子のくらサポラジオ ゲスト:村田ますみ様

株式会社ハウスボートクラブ 代表取締役 村田ますみさんのラジオ出演の様子はYouTubeでも配信しています。ぜひご覧ください。
「吉川美津子のくらサポラジオ ゲスト:村田ますみ様 第75回2019.3.10」

「株式会社ハウスボートクラブ」については、シニアの暮らし応援ポータルサイト「楽々くらサポ®︎」サイト内事業者ページでもご紹介しています。ぜひご覧ください。

川畑 誠志

日本福祉大学社会福祉学部卒業。社会福祉士。 20代から飲食チェーンの会社に勤務。35歳を機に福祉事業での起業を目指して、介護の現場に従事。新規社会福祉法人の設立に参画し理事に就任。特別養護老人ホームなど5事業所の統括施設長として新規開設に携わる。地域で頑張る小さな介護事業所を支えたいとの思いから独立開業。福祉事業コンサルとして、支援を続けている。 http://kurashi-lab.co.jp/

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