セカンドキャリアとは?キャリアコンサルタントが教える定年後のシニアの問題(仕事・生活・準備のコト)

セカンドキャリアとは?

現代のシニアが抱える悩みは複雑かつ多種多様です。
定年後のシニアのための再就職や意識改革について支援しているキャリアコンサルタント西村栄子さんにお話を伺いました。理想のセカンドキャリアを目指して、一人ひとりに合わせた準備のお手伝いをしてくれるキャリアコンサルタント。

シニアの豊かな暮らしを応援する情報番組「吉川美津子のくらサポラジオ」では、株式会社Nキャリアート 西村栄子さんをゲストにお迎えしました。

キャリアコンサルタントという資格とは

ゲスト西村さんの自己紹介からお願いしました。

「西村栄子と申します。キャリアコンサルタントをしておりまして、主に就職支援の講師をしております。あとは会社で、とくにシニアに特化したキャリアサポートや生活のサポートをしております。」

株式会社Nキャリアート西村栄子さん

少し聞きなれない『キャリアコンサルタント』という言葉。
どんな資格か教えていただきました。

「就職に関する全般のサポート支援をするお仕事がキャリアコンサルタントです。対象は幅広く、小学生からシニアまで仕事に関することでしたらなんでも対応している資格です。キャリアコンサルタントは、2年ほど前に国家資格になりました。」

 

小学生のキャリアコンサルタントというと、日本では何をするのか不思議に思われる方も多いと思います。

「海外では、小さいうちからキャリア教育を行っています。
日本では今まであまりそういった機会はなかったのですが、小さいうちから『仕事というのはどういうものか?』『将来どういう仕事をしたいか』『それにはどうしたらいいのか』というのを教えることがだんだんと増えてきました。」

 

将来の夢・・・といったものの延長線上でしょうか?

「子供は、親の仕事や自分が見て歩いている世界でしか知りません。
なので『それ以外にもいろいろな仕事がある』ということや、『自分で新しい仕事を創り出す』という方法もあるということも教えています。

たとえば、今この時間に生まれた子供たちが働く時になった時に、今ない仕事に就く人は65%と言われています。これからはどんどん自分で仕事を創り出していくというのも一つの方法だということも教えています。」

キャリアコンサルタントとシニア

シニアとの関わりについてお伺いしました。

「第一に私がシニア好きというのもありますが、キャリアの相談の中で最近定年後のさまざまな問題が目立ってきています。

『定年後にちょっとした仕事をしたいが、どうしたらいいですか?』という相談を、ご本人からだけでなく、ご家族の方からのいただくことも多いです。

今まで培ってきたお仕事の経歴をそのまま眠らせてしまうのはもったいない。
さらに、シニアの就職活動がうまくいかず家に引きこもってしまうということも深刻な問題になっています。」

 

セカンドキャリアの準備はいつから?

65歳まで立派に勤め上げられて、その後セカンドキャリア。というのは、なかなか思うようにいかないという問題があります。

「理想としては50歳くらいで、次のキャリアの世界にスタートして頂きたいです。」

50歳でセカンドキャリアと言われても、まだまだ10年ちょっとできるのにという気持ちもあり、皆さんその先というのは思い浮かばないものですよね?

「みなさんご存知の通り、現在は『人生100年時代』と言われています。

『新卒で定年まで働いた期間』と『定年から100歳までの期間』は、大体同じくらいの長さがあります。そう考えると、人生のうちセカンドキャリアの占める期間は長いです。」

今までは、65歳で定年。その後2~3年、うまくいけば5年何かで稼げればいい、というのがセカンドキャリアでした。ですが、『生涯現役で活躍する』『生きがいを持って働く』『80歳や85歳になっても何かで人の役に立って活躍する』ということがセカンドキャリアだと考えると、そのために何を準備するかと考えるために人生のお折り返しである50歳といのは大事なタイミングです。

老後イメージ

シニアのお悩み

キャリアコンサルタントという仕事柄、西村さんに相談に来る方は就職活動がうまくいっていない方が多いそうです。

今までそれなりの役職についていた方が、同じ感覚で『同じような仕事はないですか?』という感覚で就職活動をすると難しい。健康面での心配も出てくる。などシニアの就職活動は簡単ではありません。

心の健康・体の健康のバランスを整えて、準備しておくということが重要です。

そういったシニアのセカンドキャリアの悩みに西村さんはどのように対応されているのでしょうか?

「最近は、自治体主催のセミナーも増えているのでセカンドキャリアのための準備といったお話をする機会も増えてきました。ですが、まだまだとくに男性は自分でリタイア後の生活を考えるということがご自分の頭の中にはないようです。」

シニアの就職活動についてのアドバイス

就職活動がうまくいっていないシニアに対して、どのようなアドバイスができるのでしょうか?

「その方の経歴を見て、どういったお仕事に就きたいかなどの希望を聞きます。

男性の方は、私から具体的なアドバイスをするよりも『実際にこういった事例がありますよ』といったお話をした方が頭の中に入りやすいようなので、過去の事例でご自分の気持ちを変えないと就職活動はなかなか難しいということをお伝えします。

そうすることで、ご自分の中で意識改革をしてくださり『自分のできる能力はどういったところで役立つだろう?』というところまで気持ちを変え、比較的早く仕事が見つかる方もいらっしゃいます。」

現代社会に遅れずについていく意識改革

現代社会で必要とされる技術、たとえばITの技術などに後れを取らないといった意識や努力も必要です。

「自分がいることによって誰かが喜んでくれたり助かる。そんな場所があるということを知っただけで世界が広がって前向きになれます。

ITについても、スマートフォンではなくガラケーをお持ちの割合が比較的多いシニアの男性。それと同時にシニアの男性はタブレットがお好きな方も多いです。

だからそういった方には、ガラケーを否定しないでタブレットでアプリを落として・・・と進めるうちに、同じことが小さいスマートフォンでもできますよとお伝えする。
遠回りになりますが、そこからスマートフォンを使っていただけるようにおすすめします。

IT技術はどんどん進化しています。
階段は一歩一歩登れば楽ですが、困った時に3段飛ばしで追いつくというのはどうしても体力的に難しい。だから今から1段ずつ登っていかないと、そういう世界に2度と登れなくなる、置いていかれてしまう。

山登りと一緒で、コツコツ一歩ずつ進むことが大切、というお話をしています。」

タブレットのイメージ

キャリアコンサルタントへのご相談はホームページへ

西村さんに相談してみたい、と思った方はどのようにすればよろしいですか?

「ありがとうございます!

弊社「株式会社 Nキャリアート」ホームページもございます。相談料は無料ですので、お話しするだけでも是非ご相談ください。

ご本人だけでなく、『そういった家族がいます』というご家族の方からの相談にもお答えさせていただきます。」

まとめ

定年後のシニアのための再就職や生活支援、意識改革についてキャリアコンサルタント西村栄子さんにお話を伺いました。

シニアご本人だけでなく、ご家族からの相談も多いキャリアコンサルタント。
セカンドキャリアの準備は人生の折り返し50歳から!心の健康・体の健康のバランスを整えて、準備しておくことが重要です。

セカンドライフやセカンドキャリアの困りごとや不安など。
キャリアコンサルタントに一度相談してみてはいかがでしょうか?

吉川美津子のくらサポラジオ出演時の様子

株式会社Nキャリアート 西村栄子さんのラジオ出演の様子はYouTubeでも配信しています。ぜひご覧ください。
吉川美津子のくらサポラジオ ゲスト:西村栄子様 第71回2019.2.10

西村栄子さんが代表取締役を務める「株式会社Nキャリアート」は、シニアの暮らし応援ポータルサイト「楽々くらサポ®︎」サイト内事業者ページもご覧ください。

川畑 誠志

日本福祉大学社会福祉学部卒業。社会福祉士。 20代から飲食チェーンの会社に勤務。35歳を機に福祉事業での起業を目指して、介護の現場に従事。新規社会福祉法人の設立に参画し理事に就任。特別養護老人ホームなど5事業所の統括施設長として新規開設に携わる。地域で頑張る小さな介護事業所を支えたいとの思いから独立開業。福祉事業コンサルとして、支援を続けている。 http://kurashi-lab.co.jp/

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