東京レインボータウンFMで、毎週日曜日(18:20~19:00)に放送中「吉川美津子のくらサポラジオ」。
視聴者から寄せられたご質問に、コラムでおこたえします。
今回は第5弾。
「親の介護。子ども3人は地元に1人と遠隔地に2人。どう役割分担すればいいの?」
介護の金銭負担は均等に!
子どもが3人で、お一人が地元でお二人が遠く離れた場所にいる場合、今後の介護の進め方には話し合いが必要になります。
一番整理しやすい問題は、金銭的な負担。ご本人の年金だけで負担しきれない場合が多いものです。
この場合、子どもたちが均等に負担するのが基本ですが、お互いの状況に合わせた配慮も必要です。
親の近くにいる人は、普段から様々な負担があることが考えられますので、よく話し合って確認しあうことが必要かもしれません。
介護負担は無理のない体制をつくりましょう!
介護の関りは、どうしても地元にいる人が中心になります。
介護は長期戦です。各種のサービスを組み合わせて、無理のない体制をつくることが必要です。
以前は「介護は家族がするもの」という意識があり「人さまのお世話になるなんて・・」という考えもありました。
今は理解が広がり、サービスをうまく利用して、家族も自身の生活を大切にすることが重要になりました。
家族間で話し合い、親の近くにいる人の気持ちを理解しあうことが大切だと思います。
信頼できる介護の専門家を見つける!
介護に関する制度もサービスも、調べてみてもわからないことがたくさんあります。
やはり、信頼できる専門家を見つけて、相談できるようにすることが第一です。
一般的には「ケアマネージャー」がその役割です。
家族や本人の思いを伝え、理解してもらったうえで相談を進めましょう。
人間同士ですから、相性はつきもの。場合によっては、別の担当者を探す場合もよくあることです。そこに遠慮はいらないでしょう。
また、福祉に関する専門家で、公正中立な立場の「社会福祉士事務所」に相談してアドバイスをもらうことも、良い方法です。
あまり知られていませんが、とても頼りになる存在です。
まとめ
親元から離れて暮らす家族にとって、親の介護はとても気がかりな問題です。
どんな状況であれ、頼りになる人は必ずいます。
どうすればよいかわからなくなったときは、楽々くらサポのお問い合わせフォームからご連絡くださいね。
頼りになる専門家をご紹介いたします!