供養について困ったことはありませんか?
ご葬儀をあげた後の供養に関するさまざまな困りごとを相談できる、供養の総合的な相談窓口が門前仲町にあります。それが手元供養品専門店 想いの時。
知っているようでわからない事も多い供養の事。
お墓のこと、お仏壇、お位牌、納骨のこと。多様化した現在の供養に安心して頼りに出来る存在です。
シニアの豊かな暮らしを応援する情報番組「吉川美津子のくらサポラジオ」では、想いの時を運営する株式会社メモリアルスタイルの西山悦子さんにお話をお伺いしました。
想いの時について
まずは手元供養品専門店 想いの時について伺いました。
「想いの時は、ご葬儀を上げた後のご供養のさまざまなことをトータルでご相談承るお店です。
相談を承る社員はみんな供養コンシェルジュという資格を取得しています。
供養コンシェルジュは1~3級まであり、段階にあわせて葬儀・お墓・宗教・供養等に係るプログラムを受講でき、終活や供養に関する学びを深めています。」
葬儀は葬儀屋さん、お墓を立てたければ霊園を検索したり石材店を探したり、また実際にお墓を守っていくにはどうしたらよいのか?と悩んだ時に一体誰に聞いたらいいのかわからない。
そんな時に、家族ごとの悩み事を聞き、事例を含めてお客様のご希望に沿った解決方法が見つかるように一緒に考えていく。それが供養コンシェルジュです。
供養のお店というと、気軽には行きにくいと感じる瞬間もありますが、相談できる場所と言われると親近感がわきます。
「想いの時では、ご葬儀の後に必要なお仏壇やお位牌を作るお手伝いや、ご遺骨を少しだけ残す、手元供養品 遺骨ペンダントなどの販売を行っています。
まずはお話を伺い、どんしたらよいか一緒に考える。
たとえば、『納骨するまでに少しだけ遺骨を取り分けて持っていたいけど、ちょっと怖くてできないから手伝って』といったお手伝いや『供養のために何か作りたいが、どういう風に供養のスペースを作ろうか?』というご相談もよく承ります。
グッズの販売だけでなく、お墓や樹木葬の紹介もしています。」
実際にお店を訪れたお客様の反応は?
仏壇がたくさん並んでいるようなお店を想像してしまう供養の専門店。
ところが訪れた方はみんな一様に「供養グッズのお店なのに素敵!」と驚かれるそうです。
「まずは皆さん、どんなお店なのだろう?と思って緊張の面持ちで入っていらっしゃいます。
まずは、どんな状況かお話を伺います。
『お茶でも飲んで、ゆっくり休んでからお話聞きましょう』とお茶を飲みながら休んでいただき、そこからお話しいただくうちに、だんだん打ち解けてお話しくださることが多いです。
時間はかかりますが、最終的には信頼して頂ける関係を作っていけると思っています。」
(お墓参りイメージ)
多様化した供養の仕方
多様化した現在の供養や納骨の仕方についても教えていただきました。
「昔は、亡くなったらお墓に収めるということが一般的でした。
ところが、今は供養の仕方にもさまざまあり、納骨堂や樹木葬、または海洋散骨という選択をされる方も増えてきました。」
実際に西山さんは海洋散骨の船に乗っていらっしゃいます。
「たとえば『海洋散骨したいが、どうしたらよいのか?』というご相談に対して、お墓じまいして散骨するお手伝いや、乗船やセレモニーなども承っています。
たくさんの方からお申込みを頂いています。
散骨するご遺骨をお預かりして代わりに散骨する場合もありますし、ご家族だけで船をチャーターして行く場合も。
お別れ会のようなものも、私たちの方でさせていただいております。」
散骨はどこでされているのでしょうか?
「東京のお台場を出て、ゲートブリッジの先まで行ったり、横浜や葉山、江ノ島、横須賀、遠くは駿河湾の方まで行ったりします。」
ご遺骨をすべてそちらで散骨されるかたもいらっしゃいますが、手元供養品に少しだけ残しておいて心の拠り所にするという方も多いそうです。
メモリアルスタイルの海洋散骨では八割方の方が、手元に残していらっしゃるそうです。
こうしいた「手元に残したい」という「想い」に寄り添って、供養の仕方を提案してくれるのは、供養の総合窓口である 想いの時ならではのことといえます。
海洋散骨が増えた背景
「最近は、高齢の方が相談にいらっしゃることが多くなってきています。
昔では考えられないことですが、ざっくばらんに『自分は娘しかいないので、自分のお墓があったら娘が苦労するだろう。だから昔から考えていた散骨ですべて海に帰してしまって、何も残らないようにしたい』と語られる方が多いことに驚きます。
『海が好きだったから海洋散骨』と考える方もいらっしゃいますが、ここ2,3年は霊園から全部ご遺骨を出して墓じまいし、海に散骨するという方が増えました。
霊園があればそちらにお話をして、まずご遺骨を出す手配をし、その後、業者さんにお願いしてお墓は全部更地にしてお返しします。
ご要望があれば、私たちがそのお墓までご遺骨を迎えに行って、お預かりすることも。
ご遺骨はお墓に入ってらっしゃるので、水に濡れたり土に汚れたりしています。それを綺麗にして、ご遺骨を粉末にする粉骨をいたします。」
墓じまいについて
最近増えてきたという『墓じまい』についても教えていただきました。
「お墓があってもお参りに行けないということが心の負担になっている方はかなり多いようです。整理した方がご両親とお子さんのお互いにとってよいと考える方が増えています。
『子供に迷惑かけたくない』というキーワードを出される方もかなり多いです。
こういったとき私がお客様にお伝えすることがあります。
『ご両親のお気持ちは聞かせていただきましたが、お子さんの方はどうでしょうか?』と。
双方でお気持ちが違う場合があるので、『お父さんやお母さんそう思ってもお子さんはそう思っていない可能性もあるから、元気なうちにざっくばらんにお話してくださいね』とよくお伝えします。」
この辺りのコーディネーター役のさじ加減はとても難しいですね?
「どちらも相手を思ってやっていることなんです。
最近、お父様が散骨を望んでいても、息子さんが『やっぱりムリ。できない。ちょっと時間くれ』とおっしゃることがありました。
お父さんが散骨しようと考えたのは、息子さんとうまくいっていなくて、散骨すれば息子さんの手を煩わさないと思って決めたことだったそうです。
ところが、息子さんはお父さんを看取るにあたって、色々お考えになりお気持ちが変わった、と。
こういった仕事をしていてはじめて、『供養についてすごく考えて頂いたのだなあ』『出会えてよかった』と感じました。
お父様が亡くなったことで、すごくいろいろなことを思った、と。
本当にこれがそれは大事なことだなあと思うんですよね。」
ご遺族の気持ちに寄り添った供養の仕方
「供養する方の、その時と状況によって供養の仕方も千差万別であっていいと思います。
その方が『やっぱりすごく気が重い』とか、『これちょっと辛い』というような供養はしなくていいと思います。
ですから、その方にあった供養の仕方を私たちが少し助言と言いますか、生意気ですけれどもアドバイスできたらなという風に思っております。」
相談にいらした方には、まずはお話をしっかり伺う。
迷われるうちは『急がなくても大丈夫ですから』『ゆっくり考えましょう』とお勧めするので、お付き合いが長くなり、1年や2年になる場合もあるそうです。
遺族の方の気持ちに寄り添い、考える。
そして、供養コンシェルジュという立場で『墓じまい一緒に進めましょう』『散骨にしましょう』や、『他に樹木葬や納骨堂はこちらの方が良いかもしれないですよ』といった提案をしてくださる。
心強い供養の相談窓口・想いの時。
有名な街歩き番組でも紹介された同店。知っているようでわからない事も多い供養の事。
安心して頼りに出来る存在です。
株式会社 メモリアルスタイル 西山悦子さんのラジオ出演は動画でも配信しています。
ぜひご覧ください。
吉川美津子のくらサポラジオ ゲスト 西山悦子様 第69回2019.1.27
手元供養品お取り扱いの専門店 想いの時について詳しくご覧になりたい方は、シニアの暮らし応援ポータルサイト「楽々くらサポ®︎」サイト内事業者ページをご覧ください。