ゼロから売れっ子占い師になるためのメソッド 第31回

今年で占いを始めて14年目になる筆者が、ゼロから占い師を目指す人のためへのメソッドをレクチャーするコラム。地方アーケードの路上でワンコイン(500円)占いからスタートした経歴の持ち主ゆえの、占い師として活躍するための誰でもできる方法論を拙著より抜粋し余すことなくお伝えいたします。今回は第31回「西洋占星術の概要」についてご紹介いたします。

西洋占星術 初級編1

◆西洋占星術初級編で扱うテーマ
占星術は学問的にも歴史が古く、細かいところまで見ていけばかなり複雑であり、マスターするのに時間のかかる占術です。今回は、年収1000万円を稼ぎ出す上で最短の情報・知識のみに絞って皆さんにお届けいたします。初級編で扱うテーマは以下のとおり。基本を学んで太陽星座のみに焦点を当てて占いが出来るレベルまで持っていきたいと思います。

・占星術の役立たせ方
・生まれた時刻の重要性
・ホロスコープとは
・12星座の2区分・3区分・4区分
・12星座の性格
・12星座の恋愛
・12星座の仕事
・12星座の健康
・12星座同士の簡単な相性

◆占星術はどんな風に役に立つもの?
いろいろなケースがありますが、占星術はほとんど全ての人にとって役に立つものです。まず占星術はその前提として、人間が「多様」であるという点に価値を認めています。

人は太陽星座… つまり生まれた時に太陽が入っていた星座(たとえば普段「私は双子座です」と言うような場合の星座は、これにあたります)だけで単純に語られるべきものではないのです。ひとたびそのことを理解すれば、実はそれぞれの個人というものが、12星座の持つ「特性」がそれぞれ異なる割合で混ざり合ってできているユニークな存在なのだということが分かってくるでしょう。

ですから、もし他人に対して「どうしてそんな行動をとるのかわからない」と思うことがあれば、「牡牛座に惑星が3つもある人には世界はどう見えるんだろう」と言ったように考えてみると、もっと寛容に受け止めてあげることができま す。

人間のありようについて新しい見解が得られ、結果的にうまく付き合えるようになるのです。占星術によって、私たちは、人間ひとりひとりが驚くほどに違うということを、頭で理解するだけでなく、より前向きにとらえて尊重できるようになります。占星術の他に、こういったツールはなかなかありません。

人々は占星術を、実にさまざまな目的で使います。株式市場への投資やビジネス上の決断の是非、政治的状況や社会情勢の分析など、占星術の守備範囲は無限と言っていいほどに幅広いのです。

◆生まれた時刻が重要なのはなぜ?
出生時刻が重要なのは、占星術を構成する惑星や宇宙のパワーが常に移動しているからです。場合によっては、たった1時間の違いであっても占星術の正確さに影 響を与えうるでしょう。生まれた時の月の位置やアセンダントの星座(生まれた時に東の地平線上から上ってくる星座)は、占星術ではとても重要な要素ですが、これらは1日を通してホロスコープ上を大きく動いており、位置がすぐ変わってしまいます。

占星術家は、これらの惑星の正確な位置やその他の鍵となる要素を基に、詳細で具体的な占いを行うのです。自分の出生時間は、出生証明書を見たり、両親に聞いたり、母子手帳やあなたが生まれた病院での記録(通常ここから最も正確な出生時刻が分かります)で確かめると良いでしょう。

もし正確な出生時間が不明なら、可能な範囲で正確に調べるようにしてください。ほとんどの母親は、ぴったりとはいかなくても、子供がうまれた大体の時刻を覚えているものです。

つづく。

(脇田尚揮/ミンストレールグループ代表理事)

次回、第32回「西洋占星術 初級編2」は今週金曜日に掲載予定です。

株式会社 ヒューマン・ライフ出版 代表取締役 ミンストレールグループ 代表理事 株式会社 人とくらしラボ 取締役 占い歴15年、心理カウンセラー、首座僧侶、企業危機管理士 現在30社の取締役・顧問を務める。

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