ゼロから売れっ子占い師になるためのメソッド 第14回

今年で占いを始めて14年目になる筆者が、ゼロから占い師を目指す人のためへのメソッドをレクチャーするコラム。地方アーケードの路上でワンコイン(500円)占いからスタートした経歴の持ち主ゆえの、占い師として活躍するための誰でもできる方法論を拙著より抜粋し余すことなくお伝えいたします。今回は第14回「売れる占い師としての鑑定実践」についてご紹介いたします。

① 売れる占い師としての鑑定実践

コンセプトはドラマチック

1、氏名・生年月日など基本的なデータを伺う
⇒こちらの世界に引き込む

意味はなくても紙に書き出したり、漢字で書く。この段階からすでにお客様の鑑定が始まっていますよという合図。お客様を占いの世界に引き込むちょっとした儀式

2、お客様のお悩みを聞く
⇒感情を吐き出させる

仮にお悩みを事前に頂いていたとしても、自分の話を聞いて欲しいというお客様も大勢います。まずは相手に吐き出して頂き、確認も兼ねてこちらの話を受け入れる準備をして頂きます

3、同調してスタート
⇒カウンセリングの開始

お客様は様々な悩みを抱えていらっしゃいます。まずはどんなことであっても苦労をねぎらい、お客様の気持ちに寄り添ってみてください。自分だけはあなたの味方ですという気持ちが大切です

4、鑑定序盤
⇒命術スタートが理想

「○○座だからあなたの性格は△△です」というのはNG。あくまで生年月日から導かれたデータは相手の鑑定をしていく上で少しずつ挟んでいきます。まずは自分がどんな運気の中にあるのか、相手がいる場合は相手の性格はどうなのか、をチェックしていきながら、バイオリズムを探り出していきます

5、鑑定中盤
⇒卜術をドラマティックに展開

自分や相手の運命的なバイオリズムがわかった状態で、次に状況や気持ち、未来をみていきます。ここが魅せ所と心得てください。今こうなのは、こういった事情があったから、今は確かに○○かもしれません。でも、これからは△△なことが訪れるでしょう。といったスタンスで未来に希望が持てるような投げかけをして下さい。

6、鑑定終盤
⇒対策を立ててあげて話を締める

鑑定の最後は必ず対策を立ててあげてください。状況を説明して丸投げの占い師さんは意外と多いです。お客様に考えていただくことも大切ですが、占い師として回答を示すことも大事。言いにくいことは「もし私があなただったら~」と切り出すのも良いでしょう。ここでリピーターになってくれるかが決まります。もしもお客様の満足度が低いようなら、時間を見て相術のアドバイスを入れてもいいかもしれません。

7、鑑定終了
⇒プラスの暗示をかけてあげる

最後は「これまでは大変でしたが、必ず良くなります」「頑張りましたね」など、努力している姿勢を褒める。仮にダメだと分かっていても終りよければすべてよし。最後のプラスの言葉が大切です。そうすることで、悪い結果を好転させられるパワーを与えることができます

つづく。

(脇田尚揮/ミンストレールグループ代表理事)

株式会社 ヒューマン・ライフ出版 代表取締役 ミンストレールグループ 代表理事 株式会社 人とくらしラボ 取締役 占い歴15年、心理カウンセラー、首座僧侶、企業危機管理士 現在30社の取締役・顧問を務める。

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