今の時代は情報も簡単に手に入るので、選択肢の幅が広いように感じます。
その為に今度は選べない、決められない、という現象が起きているようにも思います。
「選択出来ない、決められない」時にはどのように考えたらよいのでしょうか。
ヒアリング美容師yukari独自の目線でお伝えしたいと思います。
自分と向き合うという事とは
「やりたいことがない」「やりたい事が分からない」という声を耳にする機会があります。
では、「やりたい事が出来ているという事」はどういう状態の事を言うのでしょうか。
「やりたい事が明確に分かっている。それに向かって努力出来ている。」というのが理想に近い状態ですよね。
では「やりたい事が明確に分かる」にはどうしたら良いのかという事になりますが
シンプルに言うと自分と向き合うということになると思います。
しかし自分と向き合うという事自体も難しく感じる事がありますよね?
そんな時はいろんな体験をする中で、その度に自分が何を感じているかを自分に聞いてあげる事から始めてみてはいかがでしょうか?
それを繰り返していくと、自分の中にある「やりたい事」をキャッチする、気づいてあげられる力がついてくると思うのです。
私は中学2年の時に自分の将来について、何を仕事としたいか考えていました。
その時にテレビで見たとある番組で紹介していたリハビリメイク(メディカルメイク)に心を惹かれて、美容の道に進むことを決めました。
リハビリメイクとは、メイクで見た目をきれいにしながら心に寄り添ってその人本来の魅力を引き出すというものでした。
今現在、撮影などでメイクの仕事もしていますし、サロンにてカットをしながらお客様の話を訊いたり、ヒアリングに集中する日も設けています。
有難いことに当時思い描いていた以上の幅で仕事をしながら、核にある外見だけでなく内面の心からサポートするというところにたどり着くことができました。
このように、自分と向き合うということはとても重要であり、また自分で思っている以上のパワーを発揮することができるものだと思います。
選べない時代と選べる時代
2017年は終戦72年の年でした。
ここ数年で戦争について学ぶ機会があり、少し学びました。
生きたくてもやりたいことがあっても国を守る為に命をささげるのが当然と思わざるを得ない環境で、明日生きていられるかも分からない世界です。
国から決められていて選べない時代。その時、先人方はどのようなことを願っていたのでしょうか?
私の祖父も当時は満州にいたそうです。
昨日隣にいた仲間も明日には帰らぬ人となっている。
食事をしても味を感じることができないほどいつも緊張感があり、今を必死に生きるそんな日々だったと話してくれたことがあります。
その話を聞いたのは小学生頃だったので断片的にしか覚えていませんが、今となってはちゃんと聞いていおけばよかったと残念に思います。
多くの命の上にいま、私達は自由に選べる時代に生きています。
選べるということ。そんな世の中を創ってくれたことに感謝し、自分で選べる力をつけていけたらいいですよね。
モノや情報がある意味豊かではありますが、本当の豊かさが何かということを改めて考える。そんな時代だと思うのです。
学ぶことの大切さとは
「学ぶ」というとどのようなイメージをお持ちでしょうか?
ひとつの例として「本を読む事」をイメージする方も多いとは思いますが
どちらかというと本を読む事は「知る」という意味に近いです。
なぜかというと、本の中の知識は作者のものだからです。
本を読んだ後、「知る」から「学ぶ」に変換させるには、知ったことを自分でも試してみてどう感じたか、更にそこからどうしたらより良くなるのか考えて行動し、自分なりの答えを出すことだと思います。
今はインターネットで情報をいち早く得られるので、体験して感じる機会=学びが減っているように感じます。
そんな時代の中で自分で自由に選べる事。いろんなことを体験して感じる事。人と自由に分かち合うこと。
を大切にしていきたいですよね。
まとめ
◆「選ぶ」力は「自分と向き合う事」で見つけられる可能性が高くなる。
◆「選べる時代」だからこそ自由に選べる事。いろんなことを体験して感じる事。人と自由に分かち合うこと。を大切に。