笑う門にはいい介護!正々堂々ストレス解消!

「あら!私が元気じゃなくてどうするの?」この言葉、どなたの言葉だと思いますか?

 

あの大島渚監督の妻、小山明子さんの言葉です。小山さんは監督の介護ストレスにより、精神的にきつくなり通院をしておられました。その状態が水泳を始めた事により、少しずつ回復をされたのです。

 

上記の言葉は、そんな小山さんが、ある日、水泳に行こうとされた時にお手伝いさんから「あら、奥様、水泳ですか?いいんですか?監督の介護をしなくて?」との問いに対しての返事なのです。

「介護ストレス解消は、介護を続けるための処方」

いかがですか?この正々堂々ぶり!介護をされる方は、このくらいの感覚を持っていなければ続かないんです。「介護ストレス解消=遊び」ではないんです。「介護ストレス解消は、介護を続けるための処方」なんです!

 

介護で精神的に参ってしまう方は多いです。

甘くみてませんか?「介護の辛さ」と「精神的ダメージ!」

実は、私自身も母の介護ストレスにより、感情がコントロールできなくなり、それこそ毎日毎日、母に暴言を吐き続けました。母を見るとイライラが溢れてくるんです。そのイライラは、自分でコントロールできないんです!自分を取り戻せなくなるんです!

 

だから!正々堂々と介護ストレス解消して、自分を取り戻すことをしてほしいんです!自分を取り戻して、笑顔になってください!介護と自分を完全に切り離す時間を作ってください!眉間のしわが寄っていない自分を取り戻してください!肩の力を抜いてみてください!体の力を抜いてください!そのためには、まず自分が生々堂々と介護ストレスを解消しよう!と心に決めてください!

 

そして、同居している配偶者、兄弟の方、親戚の方、仲のいいご近所の方、ケアマネジャーの皆様!是非、介護をしている方に言ってあげてください!

 

「あら!介護しているあなたが元気じゃなくてどうすんの!正々堂々と介護ストレス発散してきたら!」と!

日本福祉大学中退。元吉本興業芸人、在宅介護の地獄を経験後、介護の世界へ。デイサービス施設長時代に組織改革。就任1年2か月後に「日本一笑いのデイサービス」としてNHK始め計4回テレビ取材。著書:「笑う門にはいい介護」は宮根誠司の推薦本。現在、介護統括部長。全国で講演活動中。BSSラジオで介護情報発信中。介護福祉士、介護支援専門員、福祉住環境コーディネーター1級、介護アンガーマネジメントファシリテーター。

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